■SoftBank Air回線の遅延について検証シリーズ 第8弾 「無料版 PUBG LITE」
先月、『PUBG(PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS)』の無料版である「PUBG LITE」のパソコン版がリリースされたので、工事不要のインターネット回線「ソフトバンクエアー」で快適に遊べるのか?さっそく検証してみました。
目次
PUBG LITEとは?
「PUBG LITE」は2017年に発売され世界中で大ヒットした『PUBG』を、ノートパソコンや低スペックのパソコンでも遊べるよう画質を調整した軽量版。
グラフィックはスマホ向けのPUBGモバイルをそのまま移植した感じで、建物や樹木などのテクスチャの解像度はかなり低いが、グラボ非搭載のオンボードパソコンでも遊べるのが特徴。
PUBG LITEの推奨動作環境
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本家の「PUBG」を遊ぶために必要なパソコンの性能がCPU Core i5-4430以上、メモリ 8GB、グラフィックボード GeForce GTX 960(2GB)以上と、だいたい8万円前後のゲーミングパソコンを想定しているのに対し、「PUBG LITE」は4~5万程度の最近の安いノートパソコンでも動きそうな内容である。
PUBG LITEは描画品質が「最低」クラスだとテクスチャの解像度が2006年頃のパソコンゲーム並みに低いが、ゲーム性自体は本家PUBGとさほど変わらない。
グラフィックの表示設定もある程度は変更可能で、テクスチャも少しではあるが高品質化が可能である。
PUBG LITEのプレイに必要な通信速度(回線速度)
Windows10のタスクマネージャーでPUBG LITEを起動時の送受信速度を確認してみたところ、通信は平均32~64Kbps前後で推移していたので、PUBG LITEをプレイするために必要な通信速度(回線速度)は上下1Mbps前後もあれば十分だと思われる。
ソフトバンクエアー回線でPUBG LITEを遊んでみる
試しに自宅で利用しているソフトバンクエアー経由で「PUBG LITE」を遊んでみたが、速度制限が発生する時間帯でも問題なくプレイが可能であった。
ソフトバンクエアーは電波を利用した無線タイプのインターネットなので、光回線と比較すると遅延(ラグ)の影響が大きく、遠距離を走る相手プレイヤーに対して狙撃を当てるのに少しコツがいるが、PUBG LITEを初めて1時間の初心者でも1位になれる程度には遊べます。
ロビーでゲーム開始を待つマッチング時間も30秒前後と普通で、相手プレイヤーはAI操作によるBotが多い印象だが、低速回線でも本家PUBGと変わらないレベルでゲームができると思います。
PUBG LITEのダウンロードに掛かった時間は?
PUBG LITEのファイル容量は約3.9GB。最近のゲームはファイル容量が余裕で100GBを越えることもよくあるので、現代のゲームにしては全体のデータ量がかなり少ない。
ソフトバンクエアー回線でPUBG LITEをダウンロード時の平均通信速度は下り50~60Mbps前後で、ダウンロードの完了までに掛かった時間は約12分。
このデータ容量なら低速のADSL回線でもダウンロードが可能で、下り2~3Mbps前後の速度が出るなら約4時間~6時間程度でゲームのDLが可能だと思う。
ソフトバンクエアーで「PUBG LITE」を遊ぶことができるのか?
PUBG LITEの基本プレイ料金は無料と言うことで、本家『PUBG(3,000円/税別)』と比較するとグラフィックが簡略化されていたり、一部の武器で登場しない物があったりするが、SoftBank Air回線でも問題なく遊べる水準でした。
対戦相手はBotプレイヤーがかなり多く、グラフィックに高画質を求めるユーザーにはちょっと物足りないかもしれないが、本家を購入する前に一度『PUBG』を遊んでみたい人に「PUBG LITE」は最適。
PUBG LITEのプレイには公式ページでアカウントの取得とクライアント(アプリ)のダウンロードが必要となるが完全無料で遊べるので、PUBGに興味のある方は試してみるといいでしょう。