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第2回目の自己投資口の取得を発表
2025年7月15日(火曜日)の決算は発表で、エネクス・インフラ投資法人は第2回目となる「自己投資口の取得」を発表した。
予算の規模は最大5億円で自己投資口の取得上限は10,000口(発行済み1.86%)、自己投資口の取得期間は2025年7月16日~2025年10月31日までの約3か月半。
予算上限が5億円なのでエネクス・インフラの取引価格が50,000円以下であれば、上限1万口が取得が可能。
今回の自己投資口の取得(1万口)によるEPU(1口投資当たりの純利益)の増加幅は+30円前後。
■第1回目の自己投資口結果
前回の自己投資口の取得がたしか予算12億円で2万口だったので、今回の規模は半分以下になるが、継続して自己投資口の取得をする姿勢を見せるのが大事です。
1,000億円の太陽光物件が250億円で買える
エネクス・インフラ投資法人が保有している太陽光物件の取得合計金額が約1,000億円に対して2025年7月末時点の時価総額はたったの250億円。
つまり既存の太陽光物件が4分の1の価格で買えるということ。
これなら新規に太陽光物件を買うよりも、その資金を自己投資口の取得に充てたほうがお得。
取得した投資口は消却することで投資家に支払う分配金を減らせるので、インフラ投資法人に残る内部留保の金額は増加する。(年間の分配金4,000円×3万口なら約1.2億円)
増えたお金を全額投資家のために還元するかは分かりませんが、継続的に自己投資口の取得を実施してくれるなら価格は必ず上昇していくので(自然災害等のリスクは除く)、長期的に既存の投資家のためにもなるので、自己投資口の取得は積極的にやってもらいたいです。
EPUの増加幅はインフラ投資法人の予想より少ない
半年前に発表された決算説明資料では、2025年5月期のEPUは自己投資口の取得によって1,660円に増加すると予想されていたが、実際のEPUは1593円でインフラ投資法人の当初の予想より▲67円(▲4%)ほど少ない。
太陽光発電の利益は天候、自然災害、盗難リスク、物価変動等、色々な要因が影響するので正確な予想は無理として、会社の予想が+100円だとすると実績値では+50円程度の増加幅になると想定したほうがいいかも知れません。