【猶予は3か月】アメリカ対中国の貿易戦争のとばっちり!Android OS利用不可で「HUAWEI P20 lite」が3.1万円の高級文鎮になる可能性(;;)【追記あり】

ファーウェイ

アメリカと中国の貿易戦争に端を発した争いは、ついにトランプ大統領の勅令により中国大手通信企業の華為技術(ファーウェイ)含む69社を、輸出管理規則に基づく禁輸措置の対象リスト(エンティティ・リスト)に指定。

 

これにより日本含めて世界各国はアメリカ政府の許可なくアメリカ由来の「部品」「技術」「金融」を禁輸措置の対象企業に提供することはできず、Googleの「Android OS」や「Googleアプリ」などのIT技術がHUAWEI製品で使用できなくなることになりました。

目次

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アメリカ禁輸措置の影響でHUAWEI(ファーウェイ)製品ではGoogleのAndroid OSが利用できなくなる?

アメリカの貿易禁輸措置で一番気になるのが現在HUAWEI(ファーウェイ)のスマートフォンやタブレット端末を使っているユーザーへの影響です。

 

アメリカの輸出管理規則に基づく禁輸措置では電子機器の部品だけではなく「技術」も輸出禁止の対象になるので、今後はHUAWEI製品でGoogleのAndroid OSが使用できなくなると言われています。

 

■Googleの輸出禁止でHUAWEI製品に起こること言われていること

①新規に発売されるHUAWEI製品ではGoogleのAndroid OSが使用できなくなる。

②既存のHUAWEI製品に搭載されているAndroid OSはそのまま使い続けることができる。

③ただしセキュリティのアップデートがされないので脆弱性が見つかっても今後は放置される可能性がある。

④Android OSはオープンソースなので規制の対象にならないが、GoogleアプリやGメールが使用できなくなる可能性がある。

⑤Googleプレイ経由での新規アプリのダウンロードが不可能になる。

⑥アメリカ商務省が提示したHUAWEI既存端末のアップデート猶予期間は3ヶ月。

 

現段階でまだ情報が確定していないが、このまま中国が譲歩せず、アメリカが禁輸措置を続けるとなるとHUAWEI製品を使用しているAndroidユーザーにとってこれらの悪影響が出ると言われている。

 

既にAndroid OSを搭載している電子機器に関しては引き続きAndroid OSを使用できるが、その他のGoogle、Facebook、Twitter、Amazonと言ったありとあらゆるアメリカ企業のサービスが利用できなくなる可能性がる。

 

これらのサービスを完全に利用できなくなると影響が大きすぎるので、Google社を含めアメリカ企業は④~⑥の厳しい対処をとることはないとされているが、政府の意向次第で状況はいくらでも変化する。

 

華為技術含む69社の中国企業にテロ支援国家並みの輸出規制を強いるのはやりすぎとの声も挙がるが、中国ではGoogleやYouTubeといった海外資本のサービスを規制・市場を独占しているのに中国企業がアメリカで商売できるのはおかしい、それに対するアメリカ政府の「決意」と「覚悟」が今回の経済制裁に現れている。

 

猶予は8/19までの3か月、HUAWEI(ファーウェイ)問題が最悪な展開を迎えた場合の乗り換え先

アメリカ商務省が提示したHUAWEI既存端末のアップデート猶予期間は3ヶ月。

 

安くて性能が高いHUAWEIのスマートフォンは格安スマホ向けの機種として重宝していたのですが、もし本当にGoogleサービス全般が利用できなくなるとしたら、早急に他の機種へ買い換えないといけません。

 

私自身、去年にHUAWEI P20 liteを約3.1万円で購入して大変満足しているのですが、GoogleのGメールやYouTubeが観れなくなるのは困りますからね。HUAWEI製品にここまで厳しい規制が適用されるかはアメリカ次第ですが、最悪の事態に備えて、今から機種を買い替える準備だけはしておきたいです。

ASUSの「ZenFones」シリーズ

まずHUAWEI P20 liteやNova lite 3から機種変更をするなら、ASUS(エイスース)のZenFonesシリーズが第一候補に挙がる。

 

ASUSはパソコンのマザーボードなどで有名な周辺機器メーカーで、端末価格の安さではHUAWEIのスマートフォンに劣るが性能面では全然負けない企業。ASUSは台湾国籍の企業なので、米中の貿易戦争に関係ないので安心。

 

私もP20 liteを購入する前は2015年発売の「ZenFones 2」を使用していました。

 

今度発売される「ZenFone 6」は5,000mAhの大容量バッテリー搭載で、CPUがクアルコム最新の「Snapdragon 855」、メモリは6GB~8GB、ストレージ容量が64GBからと、携帯キャリア各社のハイエンドモデルと比較しても遜色ない性能となっています。

 

ただ一つネックなのが格安スマホ向けの機種としては価格が6万円以上しそうなので高い(あとカメラの機構がダサい)

コスパを重視するなら一世代前の「ZenFone 5」でもいいかも。こちらは一台44,000円くらい。発売から1年しか経過してないので性能的には問題ない。格安スマホ向けの機種としてはこのくらいの価格帯がベストだよね。

ASUS ZenFone 5 【日本正規代理店品】 6.2インチ / SIMフリースマートフォン/シャイニーブラック (6GB/64GB/3,300mAh) ZE620KL-BK64S6/A

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Googleの「Pixel 3a」

Pixel 3aはGoogleが2019年5月17日に発売した最新のスマートフォン。

 

Pixel 3aの性能は5.6インチ(2220×1080)の有機ELパネル、CPUは「Snapdragon 670」、メモリは4GB、ストレージ容量は64GB、バッテリーは3000mAh搭載。15分で最大7時間のバッテリーが充電できる高速充電機能。

 

防水は「IP52」等級なので雨に濡れても大丈夫な程度、完全防水ではないのでお風呂場等での使用は推奨できない。

 

性能面ではPixel 3(95,000円)の廉価版的な位置づけになるが、税込み48,600円は悪くない価格設定。

 

普通にインターネットやLINE、Twitter、YouTubeの動画を観る程度ならPixel 3aで十分で、OSとセキュリティーのアップデートは3年間保証。

高画質な写真や動画が保存できるGoogleフォトの無料ストレージが容量制限なく使える特典付きなので、写真や動画を沢山撮る人に「Pixel 3a」はいいかも知れない。

Appleの「iPhone 7」

HUAWEIスマートフォンからの乗り換えを検討するならAppleの「iPhone 7」辺りもお勧め。

 

iPhone 7ならHUAWEI P20 liteNova lite 3と同じnanoSIMを使用しているので、SIMカードをサイズ変更をせずにそのまま使用できます。SIMカードの変更手数料3,000円を節約できるのも大きい。

 

最新の「iPhone XS」シリーズは販売価格が12~18万円して、格安スマホ向けとして手が出せる金額ではないが、iPhone 7ならAppleの公式オンラインストアで55,000円くらい、イオシスなら未使用品が4万円くらいで買えるのでのでおすすめ。

※5月21日時点でNTTドコモのiPhone 7(未使用)が36,800円(税込み)で販売しているのを確認

 

HUAWEI問題で今後は品薄状態になるかも知れないので「iPhone 7」を買うなら早めに。

■イオシス公式サイトはこちらhttp://iosys.co.jp/



一応、P20 liteからの乗り換え先として第一候補。予算に余裕のある人は「iPhone 8」を購入してもいいかも。

 

【追記】トランプ米大統領 HUAWEI製品に対しての禁輸措置解除へ

2019年6月29日に大阪で行われてたG20 地域首脳会議にて、日本を訪れている米トランプ大統領が中国の華為技術(ファーウェイ)に対して実施している禁輸措置について「大量の米国製品がファーウェイのさまざまな製品に使われており、取引を続けてもかまわないと思っている」と措置を解除する考えを示した。

まだ5G通信技術に関する安全保障上の問題や中国との貿易問題に関してはいまだ緊張した状態ではあるが、8月にHUAWEI製のスマートフォンが使えなくなる機器は当面の間、回避されそうです。

 

 

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