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令和の大暴落とは?
■令和の大暴落とは2024年の8月1日(木)、8月2日(金)、8月5日(月)の3日間で日経平均株価が7,800円(約20%)以上下落した事件のこと。
■暴落のきっかけは7月31日(水)に開催された日銀会合後の記者会見で植田日銀総裁が日本の政策金利を今後もどんどん引き上げる可能性について言及したこと。
■市場では0.25%までの利上げは想定していたが、更なる追加の利上げについてはまったく株価に織り込んでいなかったので、日銀総裁のタカ派発言により日本株全体が大暴落した。
令和の大暴落の始まり(2024 8.01)
前日の2024年7月31日(水)の日銀利上げ発表時は、前日比+575円(+1.5)で取引を終了し、市場は無事に重要イベントを通過したように思えたのだが
その後の日銀総裁の記者会見で、昨今の日米の金利差による行き過ぎた円安を是正するため、日本は今後も政策金利を0.5%以上に引き上げるかも知れない的なタカ派発言をした影響で、利上げ発表翌日の日経平均株価は前日比975円(▲2.49%)の下落。
2024年8月1日(木)の業種別の下落率
業種別の下落率では金利上昇による影響を受けやすい不動産業が7.48%の大幅下落、次いで円高懸念の輸送用機器械が大きく下がった。
個別株の動向
個別株だとトヨタ自動車が決算で8.47%の下落、野村不動産や三菱電機など他の大型株も8~10%前後の下落した。