SoftBank Air(ソフトバンクエアー)とはソフトバンクグループが提供する一般家庭向けのインターネット接続サービスです。
▶SoftBank Air公式サイト
通信速度は下り350Mbpsで料金は月額3,800(税別)から。AirはWiFi通信に対応しており、自宅でスマートフォンを利用する方にもお勧めです。
SoftBank Airはインターネット開通のための回線工事が不要なので、事務所や仕事場等に手軽にインターネット環境を構築したい場合にとっても便利。
SoftBank Airは工事不要のインターネット回線として『ひかり回線』などの導入工事ができないご家庭で特に申し込みが多く、最近はADSL回線が終了した後の代替サービスとしても注目されています。
目次
『SoftBank Air(ソフトバンクエアー)』の主な特徴・メリット
■SoftBank Airなら開通のための回線工事が不要。
■Airの設置方法はとっても簡単!
■申し込みから最短1週間でインターネットが利用可能。
■SoftBank AirはWiFi通信にも対応!
【メリット その①】SoftBank Airなら開通のための回線工事が不要
SoftBank Airの最大の特徴と言えば、インターネットを開通するための工事が不要な点です。
SoftBank Airの通信には「SoftBank 4G」と呼ばれる電波(ソフトバンク携帯やスマートフォンのデータ通信に使用されている物と同じ電波)を利用しているので、ひかり回線やADSLと違ってインターネット開通までの回線工事が一切不要。
SoftBank Airに申し込み後、Air本体が自宅に届いたら、一般家庭のどこにでもある普通のコンセント(電源)に差すだけで、すぐにインターネットが利用できるようになります。
【メリット その②】SoftBank Airの設置方法はとっても簡単!
■自宅のコンセントに差して、電源を入れるだけでOK!
ひかり回線の場合、電柱から光ファイバーを引き込むための作業や、配線を通すため壁に穴を開けたりと大掛かりな工事が必要になりますが、SoftBank AirならAir本体をコンセントに差すだけなので本当に簡単です。
※電源を入れると約1分でインターネットが利用可能に。
インターネットへの接続方法は「有線」と「無線(WiFi通信)」の2種類
インターネットへの接続方法はLANケーブルによる有線接続か、WiFi通信による無線接続が可能です。
①LANケーブルで有線接続する場合
デスクトップパソコンやノートパソコンをインターネットに接続する場合、現在使用しているLANケーブルをそのままAir本体に差すだけOKです。
↑SoftBank Air本体の背面には有線接続用のLANポートが2個付いています。
②WiFi通信で無線接続する場合
スマートフォンやタブレット、無線LAN搭載のノートパソコン、プレイステーション4や任天堂3DSなどのWiFi通信対応の電子機器なら全て無線(WiFi)でインターネットに接続することが可能です。
↑Air本体の側面にWiFi通信用のSSIDとパスワード(暗号化キー)が貼られている。
WiFi通信用の「SSID」と「パスワード(暗号化キー)」はSoftBank Airの側面に貼られているシールに掲載されているので、WiFiを利用する場合はネットワーク名(SSID)に対応したパスワード(暗号化キー)を入力すればOKです。
WPS機能に対応している電子機器ならボタン1つでWiFiに接続することも可能です。
■Softbank Airのセッティング方法などはこちらのソフトバンク【公式ページ】で確認できます。
【メリット その③】申し込みから約1週間~10日程度でインターネットが利用可能に
SoftBank Airはインターネット開通までの時間も非常に短いです。
通常ひかり回線やADSLの契約では「申し込み」→「回線工事」→「ネット開通」まで約2週間~1か月ほど掛かりますが、SoftBank Airなら「申し込み」→「Air本体 到着」で、早ければ1週間程度でインターネットが利用できるようになります。
引っ越しの際にもAir本体を持っていけば引っ越し当日からインターネットが利用できるメリットがあります。
※ただしSoftBank Airの提供エリア内に限る。
SoftBank Airは事務所や仕事場等で手軽にインターネット環境を構築したい場合にも重宝。料金は通信費として経費で落とせるのでコストパフォーマンスはそれほど悪くないと思います。
【メリット その④】SoftBank AirはWiFi通信にも対応!
SoftBank AirはWiFi機能も搭載しているので、WiFi通信(無線LAN)対応のスマートフォンやタブレット、ゲーム機なら全て無線でネットに接続することが可能。
※WiFiの通信規格は「IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz帯)」に対応。
スマートフォンなど自宅でインターネットを利用する時は、WiFi経由でネットに接続すれば毎月のデータ通信量の上限を気にせずに使い放題。
200kbpsの速度制限に引っ掛かったとしてもWiFi経由なら快適に使えるので、SoftBank Airは地味に便利です。
SoftBank Airが1台あればPS4や任天堂3DS、iPadなどのタブレットなど、WiFi通信対応の電子機器なら簡単に無線LAN環境を構築できます。
SoftBank Airの通信速度(下り、上り)について
SoftBank Airの通信速度はAir本体を使用する場所や電波の状況によって変わってくるのですが、通信状態が良ければ下り100Mbps前後、上りで5~6Mbpsはでるそうです。
実際、私の自宅ではSoftBank Air「Airターミナル3」を使用しているのですが、下りで50~60Mbps、上りで5~6Mbpsといったところ。
↑利用者の少ない午前中なら下り69.6Mbpsを記録するなど、ひかり回線に負けないくらい速度がでます。
以前はYahoo!BBのADSLを契約していましたが、ADSL(下り3Mbps)を利用していたころより通信速度が断然速いです。
ただしSoftbank Airの契約で注意しなくてはいけないのが「速度制限」についてです。
Softbank Airの「速度制限」について
Softbank Airの契約で注意しなければならないのが「速度制限」についてです。
Softbank Airではインターネットの利用者が多くなる時間帯で、回線の混雑を避けるため速度制限を実施しています。
■SoftBank Air の「速度制限」について
SoftBank Air はベストエフォート方式のサービスのため、表示最大速度は規格上の最高速度であり、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供に伴う速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
ソフトバンク公式ページより引用
速度制限の実施時間はだいたい夕方の18時頃から26時(翌2時)まで、この時間帯になると通信速度が最低下り2~3Mbps前後にまで低下します。※特に20時~24時前後が遅くなる
最近はトラフィック(データ通信量)の増加で、ひかり回線ですら「速度制限」の基準を設けるほど回線が逼迫しており、今のところ完全無制限に近いインターネット回線は「NURO光」など、ごく一部のプロバイダに限られています。
※NURO光も今後利用者が急増した場合どうなるか分からない。
SoftBank Airも例外なくこの「速度制限」が設定されているので、Airを契約する場合は「速度制限がある(夕方以降の時間帯で速度が2~3Mbps前後に低下する)」というのを知っておくことが重要です。
【まとめ】工事不要のインターネット回線『SoftBank Air』について
■SoftBank Airについてまとめると
①光回線が契約できるなら「NURO光」などの光回線にした方がいい。
②SoftBank Airは光回線などの物理回線が引けないユーザー向けの代替サービス。
③「速度制限」さえ気にならなければSoftBank Airはめちゃくちゃ便利。
■SoftBank Airがお勧めな方は以下の通り
・光ファイバーの設置工事などひかり回線が物理的に導入できない方
・ひかり回線導入にともなう高額な工事費用が心配な方
・賃貸住宅にお住まいなどで、配線を通すための壁の穴あけ工事ができない方
・他にも事務所等の仕事場に手軽にインターネット環境を構築したい方
・自宅に作業員を上がらせたくないような女性の方
※SoftBank Air本体は宅配便(ヤマト運輸、佐川急便)で送られてくるので、その時に配達員さんから荷物を受け取る必要があります。
SoftBank Airなら高額な工事費用の心配もなく、物理的な要因でひかり回線の導入できないご家庭や、事務所や仕事場等でインターネット環境を手軽に構築したい方、作業員を自宅に上がらせたくないような1人暮らしの女性の方にSoftBank Airはおすすめです。
■SoftBank Air公式サイト→データ容量なし!【SoftBank Air】