世間では10月に国内第4位の携帯電話会社として楽天モバイルが通信業界に新規参入することで話題になっていますが、実は以前にも日本には第4の携帯電話会社と呼ばれた通信会社が存在していたことはご存じでしょうか?
目次
格安携帯サービスのY!mobile(ワイモバイル)とは?
現在ではソフトバンク傘下のサブブランドとして格安携帯サービスを展開するY!mobileですが、実はワイモバイルってもともと国内第4位の携帯電話会社で、NTTドコモやauと同じMNO(移動体通信事業者)に属する大手の携帯キャリアだったのです。
■現在のワイモバイル公式サイトはこちら→Y!mobileオンラインストア
Y!mobile(ワイモバイル)の変遷
Y!mobile(ワイモバイル)の前身であるイー・モバイル(旧イー・アクセス)は2005年に総務省の認可を受けて誕生した携帯電話会社だったのですが、その会社が2013年にソフトバンクに買収され同社傘下に、そして2014年にPHS利用者の減少で経営難に陥っていた旧WILLCOM(ウィルコム)と合併して誕生したのがワイモバイルになります。
↑当時はイーモバイルのブランドで携帯電話事業を展開していた
その後、2015年に旧ソフトバンクモバイルに吸収されてからは株式会社としてのワイモバイルは完全に消滅。現在ではY!mobile(ワイモバイル)のブランド名だけを残して、ソフトバンク傘下のサブブランドとして携帯電話事業を提供しているのです。
【参考資料】→旧ワイモバイル株式会社の沿革(ソフトバンク公式サイト)
→https://www.softbank.jp/corp/aboutus/history/ym/
個人的にワイモバイルのここが素晴らしいと思う点をまとめてみる
NTTドコモやauと同じ大手携帯キャリアに属するワイモバイルが、MVNOが提供する格安スマホと大きく違うところは、「通信速度が速くて安定している割には比較的料金が安い」点にあると思います。
■個人的にワイモバイルのここが素晴らしいと思うことベスト8
①ワイモバイルは携帯キャリアと比較して料金が安い!
②ワイモバイルは格安スマホと違い通信速度が速い!
③ワイモバイルならSIMカード単体の契約も可能!
④料金が最大1,000円割引きになる光回線とのセット割りがお得
⑤ワイモバイルには2台目以降の料金が500円引きになる家族割りがある
⑥ワイモバイルのネットワーク回線はソフトバンクだから高品質で安定している
⑦ワイモバイルは無料でキャリアメールが使用できる
⑧全国4,000店舗の取扱いショップで万が一のトラブルも安心
①ワイモバイルは携帯キャリアと比較して料金が安い!
まず、ワイモバイルの素晴らしいところその①が「料金がお手頃価格で安いこと」
ワイモバイルの料金は月3GBのデータ容量が使える「スマホプランS」プランで料金は月額1,980円(税別)からと良心価格。※端末代は別途発生
加入翌月から12ヵ月基本使用料が1,000円割引かれる「ワンキュッパ割」が終了する14か月目以降の料金は月額2,980円(税別)になるのですが、大手携帯キャリアの似たようなプランと比較しても料金は半分程度の負担で済みます。
■親会社のソフトバンクと比較!ワイモバイルなら料金が半分程度に
例えば親会社であるソフトバンクで同じようなプランを組もうとすると、5分かけ放題の通話オプション込みで毎月の料金は月額7,980円(税別)とワイモバイルより5,000円ほど高く、更に端末代を含めると最終的な請求金額は1万円前後になる。
それがワイモバイルのプランなら、例えば2019年8月8日発売の「HUAWEI P30 lite」が端末代込みで月額3,218円(税込)からと、最新のスマートフォンも大手携帯キャリアの半分以下の料金で契約することが可能。
ワンキュッパ割りが終了する14か月目以降は料金が一時的に月額4,298円(税込)に値上がりしてしまうが、端末代の24回払いが完了する25か月目以降は基本料金(プランS)の月額3,218円(税込)でHUAWEI P30 liteが使えるので、同じ端末を長く大切に使うユーザーほどワイモバイルは料金がお得になってきます。
②ワイモバイルは格安スマホと違い通信速度が速い!
ワイモバイルは時々「格安携帯」として紹介されることもありますが、ワイモバイルがMVNO(仮想移動体通信事業者)の格安スマホと違うところは自社でネットワーク回線を保有しているMNO(移動体通信事業者)であること。
格安スマホでは大手携帯キャリアから通信回線を借りてサービスを提供しているのだが、ワイモバイルは自社で回線を保有しているので通信が混雑する時間帯でも帯域に余裕があり、常に通信速度が一定で速いのが特徴。
ワイモバイルが公表している資料によると通信速度の平均は下り43.27Mbps、上り20.76Mbpsと、↓画像のように普通にインターネットを利用する分には十分なスピードが確保されている。
またワイモバイルは通信が最も混雑するお昼の時間帯でも下り10~20Mbps前後と、大手の格安スマホが軒並み1Mbps以下で推移するなかで圧倒的。
これがNTTドコモやauと同じ大手携帯キャリアに属するワイモバイルのメリットであり、自社で回線を保有することのできないMVNOが絶対に埋めることができない大きなアドバンテージである。
③ワイモバイルならSIMカード単体の契約も可能!
ワイモバイルではSIMカード単体での契約も可能で、現在使用している大手携帯3キャリアのスマートフォンをワイモバイル端末として再利用することができます。
SIMカード単体での申込みの場合、端末のSIMロック解除やAPN設定、手持ちのスマートフォンがワイモバイルのSIMに対応しているか自分で調べる必要があるが、MVNOの格安SIMと同様にiPhone XSやiPhone XRなどを格安で運用することができます。
※キャリア版のiPhone XS/XR(NTTドコモ、au、ソフトバンク全て)をワイモバイルのSIMで使用する場合は端末のSIMロック解除が必要になります。
ワイモバイルの接続実績がある他社端末一覧はこちらに掲載されているので、興味のある方は調べてみて下さい。
→https://www.ymobile.jp/service/others/simonly/(接続実績のある他社端末)
④料金が最大1,000円割引きになる光回線セット割りがお得
ワイモバイルでは光回線の「ソフトバンク光」を一緒に契約すると月々のスマホ代が最大1,000円引きになる【おうち割】が用意されています。
※おうち割は工事不要の「SoftBank Air」も対象。
家族4人がワイモバイルを契約している場合、月々500円~1,000円×4の割引きが永続的に受けられるので、ワイモバイルを長期で契約するなら断然「光回線とのセット」がお得!
例えば家族4人全員が「スマホプランM」を契約していれば700円×4回線で毎月2,800円の割引き。一番安い「スマホプランS」でも毎月500円の割引きが受けられるので、自宅の固定回線を光回線に変更可能なら、ソフトバンクの「ソフトバンク光」がお勧めになってきます。
⑤ワイモバイルには2台目以降の料金が500円引きになる家族割りがある
■ワイモバイルの家族割りについて
ワイモバイルには家族で複数回線契約すると2台目以降の基本料金が毎月500円割引きになるサービスがあります(最大9回線まで)
大手携帯キャリアの家族割りと比較すると割引額が少ないが、元々ワイモバイルの利用料金はめちゃくちゃ安いので割引き率で言えば結構大きい金額。先ほど紹介した光回線とのセット割り(最大1,000円)と併用できないケースもあるが、2台目以降の割引きがあることを頭の片隅にでも置いておくといいかも。
一人でワイモバイルを契約している場合でも、2台目以降の契約にこの割引きが適用されるので、ポケットWiFiやデータ通信専用プランなどワイモバを複数回線申し込む人におすすめです。
⑥ワイモバイルのネットワーク回線はソフトバンクだから高品質で安定している
ワイモバイルの高速データ通信はソフトバンクのネットワーク回線を使用しているので対応エリアが広く、全国どこでも安定した高速通信が利用可能。
最新技術の導入によりひとりひとりに専用の電波を割り当て、混雑時でも快適な通信を実現しています。
MVNOの格安スマホは大手携帯キャリアから回線を借りてサービスを運用している状態なので、インターネットの利用が集中する時間帯では回線が混雑して通信速度が遅くなるのが欠点。
その点ワイモバイルはNTTドコモやauと同じ大手携帯キャリアに属するMNO(実質ソフトバンク回線)なので通信帯域に余裕があり、回線が混雑するピークタイムでも速度が遅くならずにいつでも高速データ通信が利用可能なのです。
⑦ワイモバイルは無料でキャリアメールが使用できる
MVNOの格安スマホでは「キャリアメールが使用できない」というデメリットが存在するのですが、ワイモバイルが提供しているメールアドレス(@ymobile.ne.jp)はキャリアメール扱いなので他社携帯宛にもメールが送信可能です。
しかもワイモバイルのメールアドレスは利用料が無料で(UQモバイルのキャリアメールは月額200円、年間2,400円の料金が発生する)キャリアメールが必要な人には地味に大きいメリット。これだけでもワイモバイルを選ぶ理由になります。
⑧全国4,000店舗の取扱いショップで万が一のトラブルも安心
■全国4,000の取扱店舗と1,000店舗のワイモバイルショップ
MVNOが提供する格安スマホの場合、経費削減のために実店舗を持たない経営戦略を執っているため、万が一、スマホを落下破損させたり、何かしらのトラブルで故障した場合、基本的に全部自分で対処しないといけない。
※一番店舗数が多い楽天モバイルでも全国に542店舗しかない(2019年8月時点)
格安スマホにも有料の端末補償サービスがあるのだが、もし一台しか持っていないスマートフォンが故障したらMVNOにどうやって連絡入れたらいいの?などの問題が発生し、結局自分で予備の端末を用意(例えば機種変更で使わなくなった端末を保存しておくなど)した方が余計なコストも掛からないし、そちらの方が楽だったりする。
その点でワイモバイルなら全国に取扱い店舗が約4,000店あるので、契約の更新からトラブルの相談まで何かあった場合にしっかり対面サポートしてくれるので安心。格安スマホとワイモバイルではこの辺のサポートで大きな違いがあります。
【最後】ワイモバイルがどれだけ素晴らしいかを個人的にまとめてみるブログ
■最後にワイモバイルのメリットについてまとめてみると
①ワイモバイルは携帯キャリアと比較して料金が安い!
②ワイモバイルは格安スマホと違い通信速度が速い!
③ワイモバイルならSIMカード単体の契約も可能!
④料金が最大1,000円割引きになる光回線とのセット割りがお得
⑤ワイモバイルには2台目以降の料金が500円引きになる家族割りがある
⑥ワイモバイルのネットワーク回線はソフトバンクだから高品質で安定している
⑦ワイモバイルは無料でキャリアメールが使用できる
⑧全国4,000店舗の取扱いショップで万が一のトラブルも安心
ワイモバイルは純粋なMVNOの格安スマホと比較すると料金が月額1,000円ほど高くなってしまうのですが、その分、安定した通信速度と速いスピード、大手携帯キャリア並みのサポート、全国にあるワイモバイルショップで手続きができる安心感などが受けられるので、全体的なコストパフォーマンスを考えれば格安スマホよりも圧倒的に優れている。
格安スマホは料金が「格安」なだけにいくつかデメリットや問題点が存在しているが、ワイモバイルならその点を心配する必要が殆どない。
ワイモバイルはちょうど大手携帯キャリアと格安スマホの中間に位置するサービスで、料金は節約したいけどサポートの質は落としたくない。そんな人におすすめな通信会社が「ワイモバイル」になってきます。
▼ワイモバイル公式サイトへのリンクはこちら