ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+(プラス)」はお得なのか?

ウルトラギガモンスター

大手携帯電話会社のソフトバンク(旧ソフトバンクモバイル)は2018年8月29日(水)、YouTubeやLINEなどの特定の動画配信・SNSサービスがパケット消費の対象外で使い放題になるスマートフォン向けの新料金プラン「ウルトラギガモンスター+(プラス)」の申込みを2018年9月6日(木)より受け付けることを発表。

 

ソフトバンクでは同時に、毎月のデータ通信量の消費が少ないライトユーザー向けに、毎月のデータ通信量に応じて4段階の料金が自動適用される「ミニモンスター」の提供を月額1,980円~で提供を開始します。

目次

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「ウルトラギガモンスター+(プラス)」は月50GBのデータプランが月額7,480円(税別)から

これまでソフトバンクでは毎月のデータ通信が50GBまで使える「ウルトラギガモンスター(月額6,000円~)」の提供をしてきました、これにYouTubeやLINE、Facebookなどのデータ通信量がカウント対象外(使い放題)になる「ウルトラギガモンスター+」にパワーアップ!

 

これにより過去の「ウルトラギガモンスター(旧 50GB)」プランは2018年9月5日を持って新規の申し込み受付を終了。他にも「データ定額1~5GB」「おてがるプラン」などの受付も停止、久しぶりに大幅なプラン改定となります。

「ウルトラギガモンスター+」の特長

ソフトバンクが新たに提供を開始する「ウルトラギガモンスター+」は、特定のインターネット通信サービスを利用してもパケットの消費をしない(実質『ほぼ』使い放題)という内容。

 

■カウントフリーになるのは8種類の通信サービス

「ウルトラギガモンスター+」のカウントフリー(ほぼ使い放題)の対象となるのは、現状「YouTube」「AbemaTV」「TVer」「GYAO!」「Hulu」「LINE」「Instagram」「Facebook」の8種類で、対象サービスは順次拡大する予定。

※2019年1月からは「Twitter」「TikTok」が使い放題の対象に。あとはAmazonプライムやニコニコ動画、NetflixやDAZNなんかもカウントフリーの対象になることを期待。

 

これら8種類の動画配信サービスやSNSは一部(※1)を除いてデータ通信を消費せずに利用できるので、動画やSNSが何時間でも視聴可能となります。

 

【注意】データ量を消費するケースについて(※1)

ただし「YouTube」のクリック広告先、「AbemaTV」の番組公式サイト、「LINE」の音声通話・ビデオ通話、「Instagram」の音楽の再生、「Facebook」の音楽の再生・Messengerの利用など、一部のサービスではデータ通信を消費してしまうので注意。

「ウルトラギガモンスター+」の利用料金

「ウルトラギガモンスター+」の利用料金は通話基本料1,500円(2年契約)+データ50GB 5,980円=7,480円(税別)から

※通話オプションは24時間の国内通話が無料(+1,500円)か、5分以内の国内通話が無料(500円)が組み合わせ可能。従来のかけ放題サービスと内容や料金設定は一緒。

 

これにお得割り(1,000円引き/12か月限定)+おうち割 光セット(1,000円引き)+家族割(500~2,000円引き)を適用すれば月額3,480円~月額5,480円(税別)+端末代で「ウルトラギガモンスター+」が利用可能。

 

仮に各種割引きを全く利用できなかった場合、購入する端末の値段にもよりますが、ソフトバンクのiPhone 8(64GBモデル)で計算した場合、2年目以降の月の支払い金額は約12,882円(税込み)

 

『ウルトラギガモンスター+』は割引きを前提とした料金設計がされており、「おうち割」や「家族割」「半額サポート」を利用しないとちょっと割高になる感じです。

 

ウルトラギガモンスターのデメリット(速度制限についての考察)

 

最近はスマートフォンでも動画配信サービスの利用増加や、4K動画の視聴で通信トラフィック(データ通信量)の増加が目立っている。

 

すでに光回線やWIMAX、Softbank Airなどの固定系の通信サービスでは、トラフィックの急増に対して「混雑時の速度制限」という形で対応しているのに、完全な使い放題サービスが本当に維持できるのか疑問に思う所。

 

ベライゾンやAT&Tといったアメリカの大手携帯電話会社では、スマートフォンからのYouTubeやNetflix視聴時に通信帯域を絞る等の「速度制限」を密かに実施。

 

今はまだウルトラギガモンスター+の契約者が少ないからいいが、将来的に通信トラフィックが増加した場合、ソフトバンクはウルトラギガモンスター+の利用者に対しても、動画の視聴時などで速度制限を掛けるかもしれない。

 

【最後】『ウルトラギガモンスター+』のメリット・デメリットまとめ

■ソフトバンクの大容量プランを契約していた利用者にとってはお得!

①毎日動画を視聴したり、データ通信を大量に消費するユーザーにとっては割安。

②もともとソフトバンクの50GBプランを契約していたユーザーにとっても朗報。

③各種割引きを併用して、家族割りが利用できるならお得なプランかな?

④ただし割引きを活用しないと月の請求金額が1~1.2万円を越えてしまう点に注意。

 

『ウルトラギガモンスター+』は月額料金はほぼ変わらず、「YouTube」「Ameba TV」の動画配信サービスや「LINE」「Instagram」などのSNSが使い放題になるので、これまでソフトバンクの旧50GBプランや20GBの「ギガモンスター」を利用していたユーザーにとっては、契約する価値のあるプランだと思います。

 

『ウルトラギガモンスター+』では端末の割引き補助が受けられる「月々割」が無くなってしまうのがデメリットですが、これまで速度制限に引っ掛かるたびにデータ容量(1GB=1,000円)を購入しているようなユーザーにおすすめ。

 

これだけの大容量プランなら自宅のインターネット回線(光回線やWIMAX)を解約してスマホのデザリング通信に一本化することも可能で、この辺は個人の生活スタイルにもよりますが、通信費の節約に興味のある方は『ウルトラギガモンスター+』を契約してみてもいいと思います。

 

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