SoftBank Airで「DEAD OR ALIVE 6(デッド オア アライブ 6) 」のオンライン対戦は遊べるのか?

SoftBank Air

■SoftBank Air回線の遅延について検証シリーズ 第5弾 「DEAD OR ALIVE 6」

先日リリースされたばかりのDEAD OR ALIVE 6(デッド オア アライブ 6)」が、何と発売から2週間たらずで無料体験版の配信が決定。

 

無料体験版で遊べるキャラクターは「かすみ」「ヒトミ」「ディエゴ」「バース」の4種類に限定されているが、他のキャラクターも利用権を追加購入することで使用することが可能。製品版がほぼそのままプレイできるということで早速DOA6の無料体験版をダウンロード。

 

SoftBank AirやWIMAXなど無線タイプのインターネット回線は格闘ゲームのオンライン対戦に不向きと言われているが果たしてどうなのか?検証してみました。

 

目次

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SoftBank Air回線で「DEAD OR ALIVE 6」のオンライン対戦は快適に遊べるのか?

今回のダウンロードした無料体験版はPS4版のDEAD OR ALIVE 6(DOA6)で、発売日は2019年3月1日。

 

DOAシリーズは格闘ゲームとしての歴史が結構古く、第一作品目の「DEAD OR ALIVE(初代/旧テクモ)」はバーチャファイターや鉄拳など3D系の格闘ゲームが流行した1996年にアーケードゲームとして稼働。

Xbox版のエクストリームビーチバレーや、エクストリーム2など格闘ゲーム以外の派生作品も沢山あり、2006年にはメディアミックスにより実写映画化されたこともある。

自宅のインターネット回線環境

自宅では通信会社のソフトバンクが提供する工事不要のインターネット回線『SoftBank Air』を契約中。

 

SoftBank Air(ソフトバンクエアー)は第4世代移動通信システムの「SoftBank 4G」を利用したインターネット接続サービスで、その通信にはスマホやソフトバンク携帯に使用されているものと同じ通信方式(電波)を利用している為、光回線と違ってインターネット開通のための回線工事が不要。

 

ネットへの接続もAir本体が届いたら自宅のコンセントに電源を差すだけなのでとっても簡単。SoftBank Airは配線工事ができない等の理由で光回線の契約ができないご家庭で重宝されています。



▲回線工事不要のインターネット回線「SoftBank Air」公式サイト

SoftBank Airの通信速度について

SoftBank Airの通信速度は午前中が下り50~60Mbps、上り6~8Mbbps。速度制限が掛かる午後の時間帯は下り2~3Mbps、上り2~4Mbps。

 

Airは速度制限の掛からない時間帯なら光回線に負けないくらいのスピードがでるが、速度制限が発生する午後18時以降の時間帯では通信規制の関係により速度が下り3Mbps以下に落ちる。

 

ただし、オンラインゲームをプレイするための通信速度は下り/上り 1Mbps前後されば十分なので通信速度に関しては問題なし。

SoftBank Airのping値(応答速度)について

格闘ゲームのオンライン対戦で重要なのがping(応答速度)の値

 

SoftBank Airのping値はゲームの鯖(サーバー)がどこに設置しているかによって状況が変わってくるが、概ね国内の鯖なら30~50ms、海外の鯖なら100ms以上といった感じ。

 

鯖までの距離が物理的に離れる程ping値は高くなり、例えばオンライン戦車ゲームの「World of Tanks(PC版)」をプレイしている場合、香港鯖だとpingが90~130msの間で変動。

 

これがヨーロッパや南アメリカの鯖になるとpingが200~300msまで上昇。

 

おそらくDEAD OR ALIVE 6の対戦サーバーは日本国内にあると思われるが、この状態のSoftBank AirでDOA6のオンライン対戦を試してみるとどうなるのか?

 

SoftBank Air回線で「DEAD OR ALIVE 6」のオンライン対戦をプレイしてみた感想

無料体験版なので使用できるキャラクターは少ないが、オンライン対戦(ランクマッチ)は製品版と同様。もちろん対戦相手も製品版のプレイヤーと対決になる。

 

SoftBank Air回線で午前/午後にDOA6のオンライン対戦を遊んでみたが、結果としてはこうなりました。

SoftBank Air回線ではオンライン対戦中に「通信遅延(ラグ)」が発生する

これはプレイ前から予測されていた事態ですが、SoftBank Air回線でDEAD OR ALIVE 6のインターネット対戦(ランクマッチ)を遊ぶ場合、pingの高さによる通信遅延(ラグ)が発生。

 

回線品質が4~5以上の相手に対しても、対戦中にラグの影響で「処理落ち」みたいな感じで一瞬(0.1~0.2秒位)だが画面がカクついて止まることが、ほぼ毎試合起こる。

ラグ(処理落ち)の原因はping値の高さにある。

 

SoftBank AirWIMAXなどの無線タイプのインターネット回線は通信に電波を使用しているため、光回線と比較してping値(応答速度)が高く不安定になる傾向がある。

 

格闘ゲームではpingに差があるプレイヤー同士がマッチングした場合、応答速度の差を補正(同期)するため「キャラのワープ」や「処理落ち」「動きがスローモーションになる」といった現象が起こる。

 

これはDOA6のオンライン対戦に限らず、SF5や鉄拳などフレーム単位での同期が必要な格闘ゲーム全般のオンライン対戦(ネット)対戦に言える事象で、Air本体とゲーム機をLANケーブルで有線接続しても同じ。

 

結局SoftBank Air本体と基地局との間は「電波」で通信することになるので、常に無線通信でインターネットに接続している状態と変わらず、どんなに通信状態が良くても光回線などの固定回線と比較すると、どうしてもラグの影響による「遅延」が発生してしまうのです。

SoftBank Airでも『DEAD OR ALIVE 6』のオンライン対戦は遊べるのか?(まとめ)

SoftBank Air回線でもファイナルファンタジーXIVモンスターハンター:ワールドといった大半のオンラインゲームを遊ぶことが可能だが、唯一「格闘ゲーム」系のネット対戦はping値の関係で不向きとなっています。

 

これまでもSoftBank AirやWIMAXで色々なオンラインゲームをたってきましたが、格闘ゲームだけは相手の動きに対して反撃技が出しにくかったり、自分の思ったタイミングで攻撃が出せない等のラグの影響が大きく、「格闘ゲーム」だけはプレイ環境としてAirを推奨することはできません。

 

DEAD OR ALIVE 6(デッド オア アライブ 6)などのオンライン対戦を快適に遊びたいなら、インターネット回線は「NURO 光」などの光回線をおすすめします。

 

■SoftBank Airの「遅延」検証シリーズ(他の記事)

→SoftBank Air回線の遅延について検証シリーズ 第1弾「COD:BO3」

→SoftBank Air回線の遅延について検証シリーズ 第2弾「バトルフィールド 1」

→SoftBank Air回線の遅延について検証シリーズ 第3弾「タイタンフォール2」

→SoftBank Air回線の遅延について検証シリーズ 第4弾「ストリートファイター5」

→SoftBank Air回線の遅延について検証シリーズ 第5弾 「DEAD OR ALIVE 6」

→SoftBank Air回線の遅延について検証シリーズ 第6弾 「Apex Legends」

 

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