旧楽天モバイルを解約してIIJmioにMNP乗り換えてみた感想、費用や手順などまとめ

IIJmio

2020年6月に4年以上契約している旧楽天モバイル(MVNO)を解約して、インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する、格安スマホサービスの「IIJmio(アイアイジェイミオ)」に乗り換えることにした。

 

インターネットイニシアティブ(IIJ)はMVNO(仮想移動体通信事業者)のなかでは最大手の通信会社で、楽天モバイルが第4の携帯電話会社(MNO)に昇格したことで、個人向けの格安SIMとしてはIIJmioがMVNO業界No.1の地位を獲得したことになる。

 

IIJmioは端末の100円販売などキャンペーンも豊富で、楽天モバイルからの乗り換えを考えるなら、おすすめな選択肢の一つとなります。

 

目次

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楽天モバイルを解約してIIJmioに乗り換える理由

楽天モバイルを解約する一番大きな理由としては、楽天モバイルが2020年4月8日から本格的に第4の携帯電話会社(MNO)として始動するにあたり、MVNO時代の料金プランは全て新規の申込受付を停止。更に現在提供中の旧料金は全てサービス終了予定で、将来的に月額2,980円の「Rakuten UN-LIMIT」一本に絞る予定だからである。

「Rakuten UN-LIMIT」は料金が高すぎる

 

楽天モバイルが新たに提供を開始する「Rakuten UN-LIMIT」は、月額2,980円(税込 3,278円)でデータ通信が使い放題(楽天回線エリア)通話かけ放題(楽天Linkアプリ経由)という、プラン自体は挑戦的で非常に素晴らしい内容なのだが、電話もネットもあまり利用しない層にとっては「使い放題」は不要だからもっと安い料金プランを出してくれ、というのが正直な感想。

 

旧楽天モバイルの頃なら↓料金プランにこれだけの多様性があったのに、経営上の都合からか、今の楽天モバイル(MNO)で申し込めるのは「Rakuten UN-LIMIT(月額2,980円/税別)」1つになってしまったのが本当に残念。

楽天モバイルのベーシックプラン(月額1,250円/税別)を契約している私の場合、Rakuten UN-LIMITに移行すると料金負担が2.4倍になる計算。

 

MVNO時代の楽天モバイルは非常に素晴らしく、旧プランを継続してくれるなら楽天モバイルに残ったのだけれど、今後はどうなるか分からないということで、この機会に他の通信会社に乗り換えることにしました。

IIJmioへの乗り換えはを決意したもう一つの理由

このタイミングで楽天モバイルを解約してIIJmioへの乗り換えを決意したもう一つの理由としては、IIJmioではこのとき、SIM回線契約数 2年連続No.1を記念して「スマホ大幅値下げ&初期費用1円」のキャンペーンを6月1日~6月30日まで開催していたことも大きかった。

SIM回線契約数 2年連続No.1記念!スマホ大幅値下げ&初期費用1円キャンペーン実施中!

 

このキャンペーンでは通常は3,000円(税別)もする事務手数料が1円でIIJに乗り換えられたり、他社からのMNP乗り換えなら10,800円の「HUAWEI nova lite 3」が100円で購入&5,000円のキャッシュバックも受けられる、IIJmioに乗り換えるなら絶好のチャンス。

 

IIJmioではnova lite 3の他にも、Amazonの参考価格で27,800円(2020年6月時点)するSIMフリーモデルの「HUAWEI P30 lite」が、9,000円引きの14,800円(税別)で販売。

以前から「HUAWEI P30 lite」でGoogle関連のサービスが利用できるのか検証してみたかったので、ついでにP30 liteも購入して楽天モバイルからIIJmioに乗り換えることにした。

楽天モバイルからはMNPを利用してIIJに乗り換え

■今回は楽天モバイルからIIJmioにMNP乗り換えたときの例を参考に解説してみます

MNP(番号持ち運び制度)を利用しての乗り換えは以外と簡単で、ユーザーがやる追加の手続きで言えば、「①MNP予約番号の取得」「②乗り換え先でMNP予約番号の入力する」の2つだけ。

楽天モバイル「MNP予約番号」の発行方法

MVNOの楽天モバイルでMNP予約番号を取得する方法は、旧楽天モバイル会員専用のメンバーズステーションにログイン後、「登録情報・設定変更」「MNP予約番号発行・確認」でMNPの予約番号が発行できます。

 

MNPの予約番号は↓画像のようにMNP情報の部分に「10桁の番号」「有効期限」が表示されていると思うので、それを紙などにメモしておくといいでしょう。

IIJmioに乗り換える場合、申込み手続きの最中にこの「MNP予約番号」を入力する項目があるので、その時にこのMNP予約番号を登録するだけでOK。それ以外の手続きは普通に電話番号取得(新規)で申し込むのと変わりません。

MNP予約番号の有効期限は番号発行から2週

MNP予約番号の有効期限は発行から2週間ありますが、通常、ウェブサイトから申し込みを行うためには有効期限が10日以上必要なので、MNP(番号持ち運び制度)を利用して他社へ乗り換える場合は、予約番号の取得から3~4日以内に手続きを済ませる必要があります。

※ちなみにIIJmioではMNP予約番号の有効期間が7日以上残っていればOK。この辺は契約するMVNOによって多少日にちが前後する。

 

楽天モバイルの場合、MNP予約番号の発行時間は申請時のタイミングによって異なり

・10時までに申請完了されたお客様は、当日の12時頃発行されます。
・10時以降に申請完了されたお客様は、翌日の12時頃発行されます。

なので当日にMNPの乗り換えの手続きをしたい場合は、午前10までに楽天モバイルでMNP予約番号の発行手続きを行いましょう。

他社へのMNP転入で必要な手続きは「MNP予約番号」を入力するだけ

MNPを利用してIIJmioに乗り換える場合、申込みの途中に「MNP予約番号」と「有効期限」を入力する項目があるので、ここに他社で取得した10桁の予約番号を登録するだけで手続きは完了します。

予約番号の入力にかかる時間は1分程度、もっと複雑な手続きが必要なのかとIIJmioに申込む前は心配でしたが、MNPの乗り換えは拍子抜けするほど簡単でした。

MNP乗り換えに掛かる費用は約7,000円+α

今回のMNP乗り換えに掛かった主な費用は

①楽天モバイルのMNP転出料 3,300円(税込)

②IIJmioの事務手数料 3,300円(税込)

③SIMカードの発行費用 394円

④新しいスマートフォンを購入する場合は端末の購入費用(HUAWEI P30 lite/14,800円

⑤IIJmioの月額使用料(1,760円/税込)

 

これに最低利用期間中の解約なら契約解除料として10,000円(税別)の違約金が発生する場合もあるが、楽天モバイルは4年以上契約していたので違約金の発生はなし。

純粋なMNPの乗り換え費用としては「MNP転出料」+「事務手数料」+「SIMカード発行手数料」の約7,000円が一つの目安となる。

 

IIJmioの申込みからSIMカードが届くまでの日数は?早ければ2~3日で自宅にSIMカードと端末セットが到着

IIJmioの公式サイトに掲載されている情報によれば、申込み時の住所や本人確認書類に間違えがなければ、最短3~4日程度でSIMカードや端末を自宅にお届けするとありますが、実際はもっと早い模様。

本人確認手続き終了後、本人確認書類に記載のご住所宛に「転送不可」にてSIMを発送します。お申し込み内容に不備がない場合、本人確認完了後、最短3~4日程度(※)でお届けします。

※土日祝をはさむ場合やお届け先が離島の場合は配送にお時間をいただくことがあります。

IIJmioに申込むと約2日で自宅にSIMカード&端末が到着

私がMNPを利用してIIJmioに乗り換えた時は、6月1日の午後12時に住所やメールアドレス、運転免許証などの「本人確認書類」の登録を済ませると、約1時間の午後13時頃に「本人確認完了」のお知らせがメールで届く。

 

その後、6月2日に商品の発送通知、そして翌6月3日の午後16時にヤマト宅急便でSIMカード&端末セットが自宅に到着しました。

IIJmioに申し込んでからSIM+端末セットが自宅に到着するまでに要した日数は約2日(+4時間)ほど。

 

商品の配達に掛かる日数は「季節」「住んでいる地域」「午前中に申込む」等の条件によって変わってくるかも知れませんが、3月の繁忙期や荷物のお届け先が離島などでなければ、通常は2~3日程度で商品が自宅に到着するようです。

※沖縄や北海道だと+1日を目安にしたほうがいいかも知れない。

 

申込みの主な流れとしては「住所・氏名の登録」→「MNP予約番号の入力」→「本人確認書類のアップロード」→「審査&本人確認」→「商品の発送」→「自宅に到着」の順番になりますが、新型コロナで物流面に影響が出るなか、IIJの発送は対応がとても早くて好感が持てます。

余程の事がない限り、SIMの到着に普通は1週間と待たされることはないでしょう。

 

MNP乗り換えに必要な「開通手続き」は10分で切り替え可能。携帯が使用不可になる時間も短くて済む

IIJmioにMNP乗り換え(MNP転入)する場合、SIMカードが自宅に届いたら「IIJmioオンデマンド開通センター(0120-711-122 年中無休/9:00~19:00)」に電話を掛けてSIMカードの「開通手続き」を行います。

 

「開通手続き」の電話を掛けるまでは旧SIMカードを使用することができるので、いきなり電話が利用不可になる心配はありません。IIJmioのSIMカードはMNP予約番号の有効期限(15日間)が切れるまでの間なら、任意のタイミングで開通手続き(切り替える)ことが可能です。

 

SIMカードの切り替えに要する時間は10分程度。

 

IIJmioのオンデマンド開通センターに「開通手続き」の電話を掛けたら10分程度で旧SIMカードの回線が止まり、送られてきた新しいSIMカードが利用できるようになります。

IIJmioの「開通手続き」について

IIJmioのMNP乗り換えでは、同社のオンデマンド開通センター(0120-711-122)に電話を掛け、流れてくる音声ガイダンスに従い、「電話番号」「SIMカードの識別番号の下4桁」を入力する作業が必要になります。

 

「電話番号」はMNP乗り換えをする予定の番号を、「識別番号」は文字が小さいですがSIMカード本体に記載、もしくはSIMカードが付属している台紙にも「識別番号」が印刷されています。

例えば↑のような台紙の場合、19桁の最後の部分「6789(下4桁)」が入力に必要な「識別番号」になります

 

IIJmioの開通手続きが完了したら10分程度で新しいSIMカードが使用できるようになるので、手持ちのスマートフォンの旧SIMカードと交換し、データ通信の利用に必要な「APN設定」を済ませたらIIJの設定作業が完了となります。

 

SIMカードの「APN設定」についてはこちらの公式ホームページで設定方法が紹介されています。

→IIJmioのAPN設定方法(IIJmio公式サイト)

 

最近のAndroidスマホは、最初から登録されている各MVNOのAPNを選択するだけで、簡単に「APN設定」ができるようになっていたりします。

IIJmioのMNP乗り換えは、SIMカード到着後の「開通手続き」に注意しよう

初めてのMNP乗り換えで失敗した経験を一つ。MNP乗り換えで契約したSIMカードは、開通手続きが完了するまでは回線がつながっていないので、SIMカードが自宅に到着したら、一番最初に「開通手続き」を済ませるようにしましょう。

 

開通手続きをせずに、先に新しいSIMカードに交換してしまうと、APN設定はできるのに通信基地局に接続できない(電波だけが利用できない)といった状態に陥ってしまいます。

 

同じような間違いをしないためにも、MNP乗り換えで新しいSIMカードが到着したら、SIMカードを交換する前にMVNOが指定する方法で「開通手続き」を先に済ませるようにしましょう。

 

【まとめ】旧楽天モバイルを解約してIIJmioにMNP乗り換えてみた感想、費用や手順などまとめ

今回、初めてMNP乗り換えを利用して、楽天モバイルからIIJmioのプランに乗り換えてみましたが、格安スマホ同士の乗り換えは結構簡単で、MNP乗り換えで特別必要なものといえば、各MVNOが発行する「MNP予約番号」を取得することくらい。

 

IIJの申込み時に必要なものは「①クレジットカード」「②本人確認書類」「③MNP乗り換えを利用する場合はMNP予約番号」「④キャリアメール以外のメールアドレス」の4種類。

 

■MNP乗り換えの主な流れとしては

①楽天モバイルでMNP予約番号の取得→IIJmioに申込み→MNP予約番号の登録。

②申込み審査→SIMカードの発送。

③SIMカードの到着→IIJmioに開通手続きの電話を掛ける。

④10分程で開通手続きが完了→新しいSIMカードが使えるようになる。

⑤早ければ2~3日程度で他社へのMNP乗り換え(①~④)が可能です。

 

MNP乗り換えに掛かる費用としては、MNPの転出料3,000円(税別)、乗り換え先の事務手数料 3,000円(税別)。これにMVNOの最低利用期間中の解約なら追加で違約金が発生する感じ。この辺は人によって変わってくる。

IIJmioへのMNP乗り換えでかかった費用は約2万円(キャッシュバック込みなら1.5万円)

今回、楽天モバイルからIIJmioへのMNP乗り換えで掛かった主な費用は合計で20,014円(税込)、約4か月後に5,000円のキャッシュバックが受け取れたので、最終的に掛かった費用は1.5万円ほど。

①楽天モバイルのMNP転出料 3,300円

②IIJmioの初期費用(事務手数料) キャンペーン特別価格3,000円→1円

③HUAWEI P30 liteの購入費用 16,280円

④SIMカード発行手数料 433円

 

HUAWEI P30 liteを購入したのでその分の費用が余計に掛かっていますが、新しい端末を買わなければ3,734円前後でIIJに乗り換えられた計算になります。

 

MNP転出料や事務手数料については上手くキャンペーンを活用すれば節約できることもあるので、格安スマホを乗り換えるならキャンペーンを開催している時期が狙い目。

今回はIIJmioのキャンペーン(事務手数料1円+5,000円(予定)のキャッシュバック)のおかげで、新しい端末(HUAWEI P30 lite/14,800円)を購入した以外には、MNP乗り換えに関する費用負担は殆ど発生しなかったので、お得に乗り換えることができた。

 

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