先日、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用して、楽天モバイルからIIJmioに乗り換えみたのだが、契約したIIJmioの音声通話SIMが自宅に届いた初日に、「SIMカードを入れたのにスマホのアンテナピクトが建たないので電波が使えない」といったトラブルに遭遇。
MNP乗り換えで契約したIIjmioのSIMカードが電波を掴まなかった原因は、めちゃくちゃ単純な内容だったのだが、もしかしたらMNPで他社に乗り換える時に、似たような経験をする人が他にもいるかも知れないので、今回トラブルに遭遇した時の過程と、その問題の解決方法を忘備録としてまとめてみようと思います。
目次
初めての「MNP乗り換え」で遭遇した「格安スマホ」のこんなトラブル体験談
6月5日に楽天モバイルからのMNP乗り換えで契約したIIJmioの「SIMカード(音声通話SIM)」+「HUAWEI P30 lite」の端末セットがヤマト宅急便で自宅に届くが、この後にトラブル発生。
さっそく荷物を開封してSIMカードを取り出し、スマートフォンの初期設定に取り掛かるが、新しいIIJmioのSIMカード(音声通話SIM)をP30 liteに差してもアンテナピクトが×の状態で「電波」を全然掴まない。
■このときに起きたトラブルの具体的な内容
①HUAWEI P30 liteにSIMカードを差しても、アンテナピクトが×の状態(圏外)なので電波を一切掴まない。 ②電話番号の表示やAPN設定は可能なので、SIMカードの接触不良(SIMカードを認識してない可能性)は考えにくい。 ③試しに他社の音声通話SIMを入れてみると問題なく設定できるので、P30 lite本体の故障や不具合の可能性は低い。 ④IIJmioの音声通話SIMはNTTドコモ回線を選択しているが、楽天モバイル(NTTドコモ回線)を使用していた頃はアンテナが5本MAXで建っていたので、電波の提供エリア外で「圏外」になってい可能性も低い。 ⑤Android OSのバージョンを最新に更新してもダメ。 ⑥SIMカードの入れ直し・掃除、電源の再起動、モバイルデータ通信のON/OFF、ネットワーク設定の完全初期化など、考えられる限りの対処方法を試してみたが、アンテナピクトが表示されない(電波を掴まない)問題は解決せず。 |
IIJmioのアンテナピクトが表示されず、通信がつながらない問題の解決方法
MNP乗り換えで契約したIIJmioの音声通話SIM(SIMカード)をスマートフォンに差しても、アンテナピクトが×の状態(電波を掴まなかった)だった原因はものすごく単純な内容で、MNP乗り換え(MNP転入)で契約したSIMカードは、契約したMVNOでSIMの「開通手続き」を行わないといけないのだ。
例えばIIJmioにMNP転入する場合、「IIJmioオンデマンド開通センター0120-711-122 年中無休/9:00~19:00)」へ一度電話して、新しいSIMカードの「開通手続き」をしないといけない。
→音声通話機能付きSIM(みおふぉん)にMNP転入を申し込み、SIMカードが届きました。利用を開始するためにはどうすればいいですか?
「電話番号」を新規に取得する契約の場合、新しいSIMカードを差すだけでそのまま電話機能(通話機能)が使えるようになるのだが、MNP乗り換えで契約したSIMカードの場合、「開通手続き」を完了するまでは新しいSIMカードで電波が掴めない仕組みになっている。
■電話番号を新規に取得する場合……「SIMカードの入れ替え」→「APN設定などの初期設定」をするだけでOK。
■MNP乗り換えをする場合……「MNPの開通手続き」→「SIMカードの入れ替え」→「APN設定などの初期設定」の順で作業をしないといけない。
なので、もしMNP乗り換えで契約したSIMカードが、初期設定はできるのに「電波」を掴まないので「電話」や「データ通信」が利用できない!といった状態に陥ってる場合は、MNPの開通手続きが完了しているか思い出しましょう。
IIJmioの開通手続きに必要なものは「MNP予定の電話番号」+「SIMカードの識別番号」
IIJmioのMNP乗り換えでSIMカードの「開通手続き」をする場合は、旧SIMカードのスマートフォンでIIJmioの「オンデマンド開通センター(0120-711-122)」に電話を掛けて、自動音声ガイダンスに従い、新SIMカードの開通手続きを済ませます。
※ちなみにオンデマンド開通センターへの電話は家族のスマホからでも問題ない(たぶん固定電話でもいけるはず。)
開通手続きに必要な情報は「MNP予定の電話番号」と「SIMカードの識別番号の下4桁」
「SIMカードの識別番号」についてはSIMの裏面か、SIMカードが付いていた台紙にも識別番号が掲載されているはず。
↑のような台紙の場合、19桁の最後の下4桁「6789」が、登録に必要な「識別番号」になります。
開通手続きに掛かる時間は10分から1時間30分程度
IIJmioの開通手続きに掛かる時間は申込みが完了してから10分程度。楽天モバイルからのMNPでは12分くらいでで新SIMカードの開通手続きが完了しました。
10分以上経っても新SIMカードのアンテナピクトの状態(×/圏外)が変わらなかったら、一度端末の「再起動」を試してみましょう。Android端末の場合、電源を数秒間長押しすると端末の再起動ができます。
ソフトバンクからのMNP転入など、携帯電話会社によっては開通までの切り替えに1時間30分くらい掛かるケースもあるので、10分以上待っても開通手続きが完了しない場合は、少し時間を置いてから「再起動」を試してみましょう。
【まとめ】初めてのMNP乗り換えでトラブル発生!IIJmioの音声通話SIMで「電波」がつながらなかった時の対処方法
振り返ってみるとIIJmioで契約した音声通話SIM(MNP乗り換え)で電波が掴めなかった原因は、本当に単純な内容だったのだが、一度思考の泥沼にはまるとなかなかそこから抜け出せずに、解決策が見いだせないこともある。
新規で電話番号を取得する場合、開通手続きの電話をしなくても「SIMの入れ替え」と「APN設定」をするだけで電波が利用できるので、MNP乗り換えのSIMカードも同じ要領で初期設定をしようとして、アンテナピクトが建たない(電波が拾えない)事態に遭遇。この問題を解決するのに半日くらいの時間を要してしまった。(旧SIMカードで「開通手続きをする」という発想がすぐに思いつかなかった)
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用して他社へ乗り換える場合、一番最初に「開通手続き」を完了させる!
初めてのMNP乗り換えで似たような状況に陥ってる人は、「旧SIMカードでMVNOに電話して開通手続きを先に済ます」→「SIMカードの交換」→「初期設定(APN設定)」の順番で作業を進めるようにしてみましょう。
特にインターネットに接続する手段はスマートフォン1台しかなくて、パソコンやタブレットなどを持っていない人が同じ間違いに遭遇しやすいので注意!開通手続きをする前なら旧SIMカードで通信ができるので、新SIMカード(MNP乗り換え)で電波がつながらないな?と思ったら、旧SIMカードに戻して開通手続きをするようにしましょう。