NTT(日本電信電話株式会社)の子会社であるNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、格安スマートフォンや格安SIMを提供するMVNO事業者向けに、MVNO利用者が音声品質を落とさずに通常の半額料金で国内通話ができる「OCNでんわ」の卸サービスを、2017年3月1日(水)より開始することを発表しました。
国内通話が半額になる「OCNでんわ」とは?
『OCNでんわ』サービスとは、専用の「OCNでんわアプリ」を使用して発信するか、音声通話の発信時にプレフィックス番号とよばれる「003544」を通話番号の先頭に付けて発信することにより利用できるオプション音声サービスです。
このOCNでんわを利用すれば、国内通話が通常の半額(30秒/10円 税別)の料金で利用することができます。
(似たようなサービスとしては、楽天が提供する「楽天でんわ」がある。)
元々は「OCN モバイル ONE」専用の音声通話オプションでしたが、NTT Comが他社MVNO向けにサービス卸を開始。現時点ではニフティ株式会社が提供する「NifMo」が同通話サービスの導入を予定しています。
「OCNでんわ」のメリット
専用のアプリを経由して使用する「OCNでんわ」は、国内通話が半額料金(30秒/10円)で電話を掛けることができるので、主に携帯キャリアのような通話かけ放題プランがないMVNOの利用者に役立ちます。
さらにNTT ComではMVNO向けに「一定時間の国内通話を月額定額料金でかけ放題にする料金プランの相談も可能」と発表しているので、楽天モバイルやIIJmioの5分かけ放題オプションのような定額の通話プランがないMVNOでも、今後「OCNでんわ」を活用したかけ放題プランが登場するかもしれません。
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