突如の回線休止!一連の「どんなときもWiFi」の騒動や通信障害の原因について考察

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「どんなときもWiFi」とは株式会社グッド・ラックが提供するクラウド型のモバイルWiFiサービスでサービスの提供開始は2019年3月から。どんなときもWiFiは月額3480円(税抜)で無制限にインターネットが使用できるということで、最近色々と話題になっている通信会社。

 

私もTwitterとかの広告で「どんなときもWiFi」の名前は聞いたことがあるのですが、今そんな「どんなときもWiFi」がとんでもない状態になってるみたいです。

目次

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「どんなときもWiFi」回線休止騒動の経緯

事の始まりは2月の下旬。「どんなときもWiFi」利用ユーザーの間で通信がつながりにくい現象が発生。この問題に対し一部のユーザーが公式サポートに連絡し、通信障害の改善を求めるも、3月に入っても状況はさほど変わらず。

「どんなときもWiFi」通信障害の発生について

2020年3月19日(木)「どんなときもWiFi」の公式ホームページのトップに以下の文章が掲載。

3/19(木)現在、当社回線に通信障害が発生しており既にご利用頂いている一部のお客様に通信不具合が発生しております。早期解消に向けて尽力しておりますので、何卒ご理解・ご認識の程宜しくお願い致します。

一部のユーザーの間で「1か月分の通信料金の減額」「違約金免除での解約」を求める声が挙がりはじめる。

「どんなときもWiFi」回線休止の発表

2020年3月21日(土)「どんなときもWiFi」が突如として「回線休止」を公式Twitterで公表。「どんなときもWiFi」では一連の通信障害や今回の回線休止について、同社の「データ量不足が根本原因」と説明。

この問題により利用者に対して十分なサービスの提供が行われない可能性が高く、これ以上利用者に迷惑をかけないため、復旧見込みの4月上旬まで「回線休止」の措置をとることが決定されました。

 

今回の「回線休止」騒動を受けた「どんなときもWiFi」利用者の声

 

今回の「どんなときもWiFi」の騒動では突如の休止措置なのに解約の申込みや相談窓口も開設せず、公式サポートにも連絡が取れないので利用者が困っている。なかには契約から1週間も経ってないのにいきなり休止宣言で憤慨している人も。

 

ちょうど新生活シーズンで、最近「どんなときもWiFi」を契約したばかりの人もいるでしょう。なのに一週間でインターネットが使えなくなったらそりゃ怒るよね、と言う話。

「どんなときもWiFi」回線休止申請フォーム

「どんなときもWiFi」では今回の騒動を受けて「回線休止申請フォーム」を設置。現時点で解約手続きの対応については不明だが、料金については回線休止の期間中は「日割り免除」に対応(申込みが必要)するそうです。

【回線休止に関する注意事項】

現在の復旧見込みは4月上旬頃となっている為、本申請では3月末までの一時休止受付といたします。

復旧は前後する可能性が御座いますので復旧目途が立ちましたら、「再開に関するお知らせ」を行いこちらから提示した再開日に合わせて再開の処理をさせて頂きます。(再開時は申請不要)

■回線休止日:当フォームより申請頂いた日の翌日

例)3/21中に申請 → 3/22 AM9時以降に順次停止

■休止期間中の費用:休止完了日を含む再開日までの日割り料金を免除

例)3/22に休止 → 4/1より再開 ※3/22~3/31までの10日分の料金を免除 (次月以降の請求予定金額より減額予定)

 

■「どんなときもWiFi」回線休止申請フォーム(公式)

https://form.kintoneapp.com/public/form/show/da972f8cbbe147f7d42a58b283693c7f64a26e13d65c0db2b482de11f2e928ba

回線中止の申請には「端末のIMEI番号」が必要だが、「どんなときもWiFi」を現在契約している人は回線休止申請フォーム(どんなときもWiFi公式)で確認してみるといいでしょう。

 

【まとめ】突如の回線休止!一連の「どんなときもWiFi」の騒動や通信障害の原因について考察

■通信障害の原因に関するご報告

平素より、どんなときもWiFiをご利用いただき誠にありがとうございます。

この度の通信障害によりご利用者様には、多大なるご迷惑とご不便をおかけしており誠に申し訳御座いません。

本日、弊社が回線提供を受けている、パートナー会社より下記のような回答がございました。
①一部のキャリアからのSIMカードの提供がストップしており、SIMの増強に遅延が生じている。
②SIMカードを動かす為の設備の製造および発送が停止、遅延している。

①については、キャリア全体のデータトラフィック(通信量)の増加が想定されます。
②については、新型コロナウィルスの混乱による影響となります。

上記2点の理由により、ご利用者様への十分なデータ量の確保ができていない状況です。

現在発生している障害については、これらの理由によりSIMカード不足が引き起こした容量不足が原因ということが判明しました。この状況を受けて現在も随時、SIMカードの追加は行っておりますが、完全復旧の見通しが立っておりません。

最大限、データ量の確保に努めて参りましたがこのような事態となってしまい、誠に申し訳ございません。引き続き、早期解消に向けSIMカードの調達を行い安定したサービス供給を行えるレベルのデータ量確保に努めてまいります。

■通信障害の原因に関するご報告(どんなときもWiFi 公式)

参考URL→https://support.donnatokimo-wifi.jp/news/news-detail.php?news_id=20200320_2

これは推測だが「どんなときもWiFi」の通信障害の原因としては、新型コロナの影響で2月下旬から自宅でリモートワークをする人が増え、想定を超えるトラフィック(データ通信量)が発生してしまった。

 

それを解消するためには、ネットワーク増強のため、通信キャリア(MNO)の発行するSIMカードを増やす必要があるのだが、現在その供給が一部でストップしているので、そのSIMカード不足が原因でデータ通信の容量不足に陥っている。

【追記】SIMカードが不足するとなぜ容量不足に陥るのか?について解説すると。

例えば100GBの容量を10枚のSIMカードで分配していたとすると、一人当たり11GB使用すると消費が110GBとなり10GBの容量不足(キャパオーバー)で通信障害が起こる。

ここで新たに10枚のSIMカード(100GB)を追加して利用者を増やす、その新規利用者が合計80GBしか消費しなければ全体のデータ消費量は190GBとなり通信障害が解消される。MAXまでデータ通信を利用するユーザーばかりではないから、普通はこれでバランスが取れる。

最初はPOI(接続点)の増強がネックになってるのかと考えたが、「SIMカードが調達できればサービスの安定供給が行える」と公式に掲載されているので問題(容量不足)の原因はこっちでしょう。

「どんなときもWiFi」がこの方式を採用しているか分からないが、文章から読み取る限りこんな感じのシステムだと思う。

 

【今回の「どんなときもWiFi」の原因まとめ】

①新型コロナの影響で「どんなときもWiFi」の想定を超えるトラフィックが発生した。

②通常、データ通信量の増加にはネットワークの増強で対応するのだが、新型コロナの影響で設備やSIMカードの確保に遅れが生じている。

③3月の通信業界が一番忙しくなる時期にそれが重なって現場はたぶん大混乱。

④4月上旬には復旧予定なのでそれまで辛抱強く待とう。

 

③については個人的の推測だけど内部の人は相当苦労していると思う。最大限努力しても出来ることには「時間」と「物理的」な限界があるからね。利用者としては通信障害はたまらんが、通信業界側の立場に立って考えると「どんなときもWiFi」に同情する側面もある。

 

最初はやらかしてくれた「どんなときもWiFi」に批判的な記事でも書こうかと思ったが、調べていくうちにちょっと同情したくなる感じになってしまった。「どんなときもWiFi」に愛想をつかした人は【FUJIWifi】や「UQ WiMAX」など、他のWiFiサービスに移行しよう。



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