2018年の9月12日（現地時間）、カリフォルニア州クパチーノにあるApple本社で行われた新製品発表において、今年投入される新型iPhoneの情報が公開されました。
今度発売されるiPhoneの種類は「iPhone Xs」「iPhone Xs Max」「iPhone XR」の3種類。iPhone Xs Maxに搭載される有機ELディスプレイは、画面の大きさが約6.5インチと過去最大クラス。
画面のノッチ（M字デザイン）は継続で、指紋認証機能やホームボタンが完全廃止となります。
目次
『iPhone Xs』の基本情報まとめ
iPhone Xsは2017年11月3日に発売されたiPhone X（アイフォン テン）の後継機で、ストレージ容量は64GB、256GB、512GBの3種類。色はゴールド、スペースグレイ、シルバーの3種類から選択可能で、日本での販売価格は112,800円（税別）から。
大手携帯キャリアでは2018年9月14日（金）から予約開始、同年9月21日（金）に発売予定。
ディスプレイは約5.8インチの有機EL（OLED）を採用、基本的な機能や性能はiPhone XS Maxと同等でワイヤレス充電に対応。
カメラはApple独自のデュアルカメラシステムで、新しいセカンダリーフレーム、より高速なセンサー、パワフルなA12 Bionicチップ搭載で、写真の明部と暗部が分かれたより精細な撮影が可能。
iPhone Xsからは超高速のダウンロード速度を誇るギガビット級LTEに対応。日本では2020年以降に商業利用が開始予定の第5世代通信システムを睨んだ構成となっている。
■Face ID（顔認証機能）の精度が向上
Appleが開発したNeural Engine（ニューラルエンジン）と呼ばれるリアルタイム学習機能を備えた高度なAIが毎秒5兆の演算処理を行えるようになったので、iPhone Xよりも顔認証の精度が向上。
おまけに顔を認識できるカメラの範囲も広がったので、いまさらiPhone Xを購入するくらいならiPhone Xsを選んだ方がいいくらいFace IDの使い勝手が良くなってます。
『iPhone Xs』の販売価格
Appleの公式オンラインストアで販売されているSIMフリー版「iPhone Xs」の販売価格は64GBモデルが112,800円（税別）、256GBモデルが129,800円（税別）、512GBモデルが152,800円（税別）
※2017年11月に発売されたiPhone Xと価格は同じ。
税込みだと販売価格が12万円を超えてくるが、iPhone Xより基本性能が向上していて価格は据え置きなので、iPhone Xより「iPhone Xs」の方がお買い得（性能が完全にXの上位互換）
「iPhone Xs」の登場により昨年、iPhone誕生から10周年を記念して作られた「iPhone X」の販売は9月いっぱいで販売終了となり、発売から僅か11か月という短い期間でその役目を終えることとなります。
iPhone Xs Maxの基本情報まとめ
iPhone Xs Maxは、これまでのPlusシリーズに相当する大型版の「iPhone Xs」
ストレージ容量は64GB、256GB、512GBの3種類で、選べる色はゴールド、スペースグレイ、シルバーの3つ。
日本では2018年9月14日（金）から予約の受付けを開始、同年9月21日（金）に発売予定。販売価格は64GBモデルが税別で124,800円～から。
iPhone Xs Maxは過去最大クラスとなる約6.5インチの有機ELディスプレイを搭載し、CPUは新開発のA12 Bionicチップを採用。防塵・防水性能はIP68に準拠。
アウトカメラは1,200万画素の広角カメラと1,200万画素の望遠カメラによるデュアル構成。インカメラの画素数は700万画素。
SIMカードスロットがDSDSデュアルスタンバイSIM)に対応しているが、日本で使用する分にはあまり関係のない模様。
iPhone 8との液晶画面 大きさ比較
iPhone Xs Maxは上下の黒枠部分を極限まで薄くしてiPhone 8まで採用されていたホームボタンを廃止することで、約6.5インチの画面の大型化に成功。
iPhone 8と比較すると体感で2倍とまではいかないものの液晶画面（正確には有機EL）の大きさに感動するほどで、写真撮影・4K動画、アプリゲーム、どれをとっても相当綺麗な画質で楽しめると思う。
『iPhone Xs Max』の販売価格
Appleの公式オンラインストアで販売されているSIMフリー版「iPhone Xs Max」の販売価格は64GBモデルが124,800円（税別）、256GBモデルが141,800円（税別）、512GBモデルが164,800円（税別）
大容量の512GBモデルに至っては177,984円（税込み）＋iPhoneの修理保証サービス「Apple Care（24,624円）」に加入すると価格が20万円を超えてきそうだが、iPhoneで長時間の4K動画撮影をするYOUTUBER（ユーチューバー）なんかには受けがいいかも知れない。
『iPhone XR』の基本情報まとめ
iPhone 8の後継機となるのがこの「iPhone XR（テンアール）」です。
iPhone XRのストレージ容量は64GB、128GB、256GBの3種類。色はホワイト、イエロー、オレンジ、ブラック、ブルー、プロダクトレッドの6種類から選択可能。
価格はiPhone XR 64GBモデルが749ドルと、iPhone 8（699ドル）頃より約50ドルの値上げ。日本円での価格は84,800円～（税別）から。
iPhone XRはiPhone 8の後継機でありあながらTouch ID（指紋認証）機能が完全に廃止。セキュリティはFace ID（顔認証）で、基本的な仕様がiPhone Xに近くなりました。
Apple Pay（FeliCa）、デュアルカメラ、ワイヤレス充電（Qi規格）には対応しているので、ディスプレイが液晶なこと以外は、上位機種となるiPhone Xsと殆ど変わらない。
【追記】iPhone XRの搭載カメラはレンズが「デュアル（ダブルレンズ）」ではなく「シングル」で望遠機能が付いてないが、普通に写真を撮る分にはあまり気にしなくていいと思う。
iPhone XRの価格
Appleの公式オンラインストアで販売されているSIMフリー版「iPhone XR」の販売価格は64GBモデルが84,800円（税別）、128GBモデルが90,800円（税別）、256GBモデルが101,800円（税別）
iPhone XRの発売日は2018年10月26日（金）と、他のiPhone Xsシリーズより約1ヵ月ほど遅いが、iPhone Xsが最低12万円を超えるのに対して、こちらの機種は9.2万円で購入可能。
※携帯キャリアの半額サポートを利用すればもっと安くなる。
廉価版と言えどもiPhone XRの基本性能は十分に高く、バッテリーの持続時間（連続通話や待機）はiPhone XRが長い。
iPhone 8と比較すると『ホームボタン』や『Touch ID（指紋認証）』が無くなってしまったのが残念だが、それ以外の面ではiPhone XRの方が優れているので、1～2年で買い替えるスマホに何十万円も掛けられない普通の人には「iPhone XR」の方がおすすめです。
