先日、引越しをする機会があったのでソフトバンクエアーを契約したまま引越した時の状況を書いていきます。
目次
ソフトバンクエアーを引越し先で使用するためには「住所変更」が必要になる
SoftBank Air(ソフトバンクエアー)の通信にはソフトバンク携帯やスマートフォンに利用されている物と同じ通信帯域(SoftBank 4G)が活用されているため、SoftBank Airの提供エリア内という条件は付きますが引越し先でもそのままAirを利用することが可能です。
通常、光回線やADSLなどの固定回線は申込みから開通まで最低でも2週間以上かかるが難点ですが、その点でSoftBank Airなら電源をコンセントに差すだけで当日からネットが使えるようになるので、仕事などでインターネット回線が必要なユーザーにとっては本当に便利でありがたいサービスです。
ソフトバンクエアーは登録住所以外での使用は厳禁!
ただしAirを引越し先でも継続して使用するためには一つ注意事項があって、SoftBank Airは契約時に登録した住所以外での使用は禁止といった利用規約が設けられており、引越し等で使用場所が変更になる場合はソフトバンクのお客様専用ページで必ず引越し(住所変更)の手続きを行わないといけません。
仮に住所変更せずに引越し先でAirを使用し続けた場合、ソフトバンクから「電話」「ハガキ」で警告がきて、更にそれを無視して使い続けると最悪「強制解約」になったりすることもあるそうなので注意が必要です。
※当然、強制解約でも違約金や端末残債の支払い義務は残る。
ソフトバンクエアーが登録住所以外では使用してはいけない理由
ソフトバンクエアーが通信に使用しているSoftBank 4Gというのはもともと携帯電話ユーザー用に用意された帯域で、普通の携帯電話ユーザーの一ヵ月のデータ通信量が平均3~5GBなのに対し、固定回線代わりに使用されるAirユーザーのデータ通信量は月100GB前後と約20回線分に相当。
そんな大量のデータ通信を消費するSoftBank Air利用者が特定エリア内に増えすぎると、普通の携帯電話ユーザーのデータ通信にも悪影響が出てしまうため、ある一定範囲内でAirを契約できる人数を制限しているという話がある。
そのためソフトバンクではAirの利用者が好き勝手に使用場所を変更しないよう制限しており、利用規約に違反した場合には最悪「強制解約」という厳しい手段で対応をとっているのです。
SoftBank Airの引越し手続きについて
SoftBank Airの引越し手続きはこちらの公式ホームページでパソコンやスマホからアクセス可能。
→SoftBank Air 引っ越しのお手続き(ソフトバンク公式サイト)
また、お近くのソフトバンクショップや家電量販店などにあるワイモバイルショップでも引越しの申込み手続きをすることができるみたいです。
インターネットでAirの引越し手続きをするためには「S-ID」か「Yahoo!JAPAN ID」が必要で、この他にも「契約者の名前」「登録電話番号」「生年月日」「引越し先の住所」を事前に準備しておくと手続きがスムーズに進みます。
忘れてしまった「S-ID」や「Yahoo!JAPAN ID」を調べる方法
「S-ID」とはソフトバンクのMy SoftBank(お客様専用ページ)にログインするのに必要な認証IDなんですが、このS-IDを忘れてしまったとしてもAir契約時に登録した「携帯電話番号」や「ご住所の郵便番号」「生年月日」が分かれば、ソフトバンクのサポートページでIDやパスワードを再確認することが出来ます。
→S-ID(認証ID)とパスワードを確認する方法を教えてください(ソフトバンク公式サポートページ)
→Yahoo!JAPAN IDを忘れてしまった時のヘルプページはこちら
■電話での確認方法
また「S-ID」はお客様サポート(0800-1111-820)に電話することでも確認できるので、上記の方法でIDが分からない人はソフトバンクに電話連絡して聞いてみましょう。
SoftBank Airの引越し手続きはAir本体の設置場所が変わる前に済ませて下さいとあるが・・・
SoftBank Airの引越し手続き(住所変更)作業で気になった項目がこれ
SoftBank Airの引越し手続きはSoftBank Airの設置場所変更前にお済ませください。お手続きいただかずに設置場所を変更された場合、SoftBank Airがご利用いただけなくなる場合があります。
一応、前提としてはSoftBank Airは登録住所以外での使用は厳禁なのですが、引越しの前後に関しては例外的で、Airの住所変更をせずに長期間使用し続けるのはまずいんだけど、1週間位の連絡遅れなら許容範囲。
現にお引越し予定日の欄には予定日が過去日の場合は本日の日付を選択してくださいとあり、Airの設置場所が変わった後(過去日)でも引越しの手続きができるようになっています。
建前としてはAirの登録住所以外での使用は利用規約違反になってしまうのだが数日程度の遅れなら大丈夫みたいなので、SoftBank Airの住所変更がまだな人は出来るだけ早く手続きを済ませましょう。
【重要】引越しから8日以内なら違約金なしで契約の解除が可能
SoftBank Airの通信には携帯電話と同じ電波を使用しているため、住宅環境によっては電波が届かずにAirが利用できなくなる場合があります。
そんな場合はソフトバンクのお客様サポートに電話して「Airがインターネットに接続できない」と連絡を入れれば、引越しから8日以内なら違約金(9,500円/税抜き)の発生なしに契約の解除をすることができます。
お引っ越し先の回線の混雑状況や電波状況によっては最大通信速度が低下する場合や、SoftBank Airを継続してご利用いただけなくなる場合があります。
電波状況などの理由でお引っ越し後8日以内に接続不可の旨をお申し出いただきソフトバンクが認めた場合は、解約を受け付けます。なお、その際解除料は発生いたしません。
SoftBank Airの提供エリアは【SoftBank Air 住所別 エリア判定】や【WCP社のAXGP提供マップ】である程度目安をつけることができるので、万が一、引越し先でSoftBank Airの使用ができないと判明したらすぐに(8日以内)にソフトバンクに連絡して、Airの解約手続きをとるようにしましょう。
■Air接続不可の場合の連絡先(ソフトバンク)
SoftBank Airのインターネット接続トラブルに関するお問い合わせ
0800-2222-820 (通話料無料)
受付時間 午前10時から午後7時まで 土日祝日は一部休業
※ 一般電話、IP電話、携帯・PHSよりご利用いただけます。
移転先にて接続確認いただき、ご利用できない場合は、移転日から8日以内に以下の電話番号までご連絡いただければ解約時の解除料の請求は停止させていただきます。
またSoftBank Airに変わる工事不要のインターネット回線を探しているなら、UQ WIMAXのワイマックスサービスなど、同じ無線タイプのネット回線がお勧め。電波の提供エリアに関してはAirよりもWIMAXの方が広いので、Airが使えなかったらWIMAXに契約変更するといいでしょう。
ソフトバンクエアーを持って引越しをしてみた時の感想や注意点など まとめ
光回線などの固定回線が利用できない家庭で一定の需要のあるSoftBank Air(ソフトバンクエアー)は、Airの提供エリア内に引越すという条件が付くものの引越し先でもそのままインターネットが使えるようになるので大変便利です。
ただしAirの引越し手続きには以下の注意事項があるため引越し前に住所変更を済ませておくのが吉。
■SoftBank Airを引越し先で利用するためには「登録住所の変更」が必要。
■住所変更せずに使い続けると強制解約になることもあるので注意。
■SoftBank Airの引越し手続きには「S-ID」や「Yahoo!JAPAN ID」の準備が必要。
■IDは忘れてしまっても公式ページで確認方法を調べることができる。
■SoftBank Airの引越し手続きは設置場所の変更前が理想だが、数日程度の遅れなら大丈夫。
SoftBank Airの住所変更は自体は簡単だが「S-ID」や「Yahoo!JAPAN ID」を忘れて分からないという人はソフトバンクの公式サポートページにIDの確認方法が掲載されているので、これから新生活シーズンや就職・転勤などでAirの引越しを考えている人は参考にしてみて下さい。
■Yahoo!JAPAN(公式)→Yahoo!JAPAN IDを忘れてしまった時のヘルプページはこちら