ソフトバンクが提供する格安携帯ブランドのY!mobile(ワイモバイル)では、SIMカード単体の契約者向けに、有償で端末の交換に応じる「故障安心パックライト」の提供を4月から開始します。
■Y!mobile(ワイモバイル)公式サイト
目次
Y!mobile(ワイモバイル)のオプションサービス「故障安心パックライト」とは?
ワイモバイルが提供を開始する「故障安心パックライト」は、月額500円(税別)の有料オプションに加入することにより、ご利用中のSIMフリースマホが故障や破損した際に、ワイモバイルが指定するスマートフォンに有償で取り換えるサービスです。
「故障安心パックライト」の対象者はワイモバイルのスマホプランS/M/L(SIMカード単体)を契約している個人のお客様限定。※法人契約は対象外
こちらの有料オプション(故障安心パックライト)加入者のスマートフォンが故障した場合、ワイモバイルが販売するスマホ(指定機種)との交換になる。
■ワイモバイルが提供する指定機種(取り換え手数料は税別)
指定機種 | 取り替え手数料 | |
---|---|---|
契約翌月から 6ヵ月以内 |
契約翌月から 7ヵ月以降 |
|
Android one S1, Android one S2, 507SH , Nexus 6P , Nexus 5 , DIGNO E , AQUOS CRYSTAL Y2 , LUMIERE , AQUOS CRYSTAL Y , DIGNO C , Spray , DIGNO T | 12,500円 | 7,500円 |
AQUOS Xx-Y ,Nexus 5X ,Nexus6 | 15,000円 | 10,000円 |
ここで注意すべき点は「故障した端末はワイモバイルが提供する指定機種との取り換えになる」ことです。
例えばSIMフリーのiPhoneが故障した場合、同型のiPhoneに交換するのではなくワイモバイルが提供する指定機種(Android one S1やNexus 6P)との取り換えになります。
※交換のためには全国のワイモバイルショップ(実店舗)に行く必要があります。
用意されている端末は良機種揃い
■故障安心パックライトの指定機種はそれなりに良機種が揃っています。
ワイモバイルが用意している端末はAndroid one S1(49,248円)やNexus 6P(51,840円)など、それなりの機種が揃っています。
※価格はワイモバイルで販売しているときの値段。
出来ればリフレッシュ品でもいいので指定機種にiPhone6sやiPhoneSEがあればよかったのですが、Apple社との契約の関係や在庫の問題で用意できないのでしょうか?
故障安心パックライト 3つの注意点
いくつか重複する内容があるのですが「故障安心パックライト」の注意点やデメリットをまとめてみます。
■「故障安心パックライト」の主な注意点は以下の3つ
①故障安心パックライトは故障したスマホを修理するサービスではない
②月額のオプション料金に加え、端末の取り換え費用が掛かる
③詳しい人なら端末を自分で用意した方が安上がり
①故障安心パックライトは故障したスマホを修理するサービスではない
先ほど解説した通り、ワイモバイルが提供する「故障安心パックライト」オプションは、故障した端末を指定機種と交換するサービスであり、故障したスマートフォンを修理するサービスではありません。
また指定機種以外への交換対応も行っておらず、iPhoneシリーズの利用者は必然的にAndroid端末に乗り換える(機種変更)することになります。
②月額のオプション料金に加え、端末の取り換え費用が掛かる
「故障安心パックライト」の利用には毎月500円(税込み540円)の月額利用料金+端末の取り換え手数料が7,500円(税込み8,100円)~15,000円(税込み16,200円)が発生します。
例えばオプション加入の6か月目に機種(Android one S1)への交換をした場合の費用は
540円×6か月+13,500円=16,740円(税込み)
※加入翌月から6か月目まで場合、Android one S1への取り替え費用は税別12,500円(税込13,500円)
同じくオプション加入から12か月目に機種の交換をした場合は
540円×12か月+8100円=14,580円
※加入翌月から7か月目以降の場合、Android one S1への取り替え費用は税別7,500円(税込8,100円)
③SIMに詳しい人なら端末を自分で用意した方が安上がり
ワイモバイルが用意している端末の値段を考えれば、「故障安心パックライト」の利用料金は別に高くないのですが……
落下破損や水濡れ等で手持ちのスマートフォンが故障してしまったら、Yahoo!ショッピングや楽天市場で予備のスマホを買えばいいし、急場しのぎでいいなら中古の機種を購入する選択肢もあります。
SIMカード単体を契約するようなITリテラシーの高い人なら、自分でSIMカードの設定やAndroid端末の交換が出来ると思うので、わざわざ「故障安心パックライト」に加入する必要があるのか?と思ってしまいます。
ワイモバイルが用意している指定機種の性能は悪くないのですが、Android端末なら新品の機種がそれなりの低価格で購入できるので、有料オプションに加入するよりも、新しい端末を買った方が安上がりかも。
通常、スマートフォンが1~2年で壊れることはめったにないので、日頃からスマホを大切に扱う人(落下破損などの経験がない人)なら、「故障安心パックライト」に加入するメリットは薄いかなと感じてしまいます。
【まとめ】Y!mobileの「故障安心パックライト」はどんな人にお勧めなのか?
Y!mobileの「故障安心パックライト(月額540円)」は万が一、端末が故障した時の保険と考えれば悪くないプランだと思います。
例えば1~2年に1回のペースでスマートフォンを落下させたり、水没させて壊してしまうような人なら、月額540円のオプション料金+端末の取り換え手数料が発生してしまいますが、ワイモバイルのサポートが受けられる安心感を考慮すれば安いかも。
「故障安心パックライト」はSIMカード単体の契約者向けのオプションですが、故障時のサポートを受けたい人は「故障安心パックライト」に加入するといいかもしれません。